Child's room in UK世界の子ども部屋 /イギリス
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古いものを大切にするイギリスのスタイルが子ども部屋にも――優しいヴィンテージに彩られたバンティの部屋へようこそ。
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柔らかい光の差し込む二階の一室が子ども部屋。マーケットで集めた古いアルファベットレターでバンティの名前を綴って。
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「素敵な洋服はしまっておいたらもったいない」。ヴィンテージのフックにかけて、インテリアとして楽しむのがエミリー流。
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味のある花柄クッションを集めて、ロマンチックなコーナーを演出。ベッドにストールやバッグをかければ優しい雰囲気に。
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ビューローデスクと鏡は、東ロンドンのスピタルフィールズマーケットで購入。今はおもちゃの収納として使っているが、大きくなったら勉強机やドレッサーとしても使えるような、一緒に育っていける家具を意識している。
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自分の部屋が大好きなバンティ。夜は本を読んでもらった後、電気を消してひとりで眠るそう。
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ビューローデスクと鏡は、東ロンドンのスピタルフィールズマーケットで購入。今はおもちゃの収納として使っているが、大きくなったら勉強机やドレッサーとしても使えるような、一緒に育っていける家具を意識している。
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自分の部屋が大好きなバンティ。夜は本を読んでもらった後、電気を消してひとりで眠るそう。
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自分のスペースだと心から感じられる場所であって欲しい
雑誌やカタログで活躍するスタイリストのエミリー。以前、イーストロンドンで人気だったインテリアショップ「キャラヴァン」を、webショップに切り替えたのは、もうすぐ4歳になる娘のバンティとの時間を大切にしたいから。大きな青い目をキラキラと輝かせておしゃまに笑う、元気一杯の女の子が迎えてくれた。
「子ども部屋は、バンティが自分のためのスペースだと心から感じられる場所であることが、とても大切だと思っているの。愛情を感じられるものがそこにたくさんあって、ひとりでいてもリラックスできる場所であってほしい」と話すエミリー。かわいらしい動物のモチーフや、おもちゃの詰まったハッピーな部屋だから、彼女は決してバンティをしかる時には使わない。「プリーズ」の使い方、挨拶、食べてはいけないもの。しつけはしっかりと考えているが、悪いことをした時に反省する場所「ノーティーコーナー」は階段の隅で、子ども部屋にはネガティブな感情を持ち込まないようにしている。
ヴィンテージのアイテムを取り入れるのが得意なスタイリストのママだけに、バンティの部屋の家具のほとんどは、家族から譲り受けたものや、マーケットで掘り出した懐かしい雰囲気のものばかり。誰かの手を経てきたものには、大切にされたぬくもりが感じられて、部屋にアットホームなキャラクターを添えてくれるのだとエミリーは言う。例えば、アンティークのフレンチベッドは、エミリーが育った家のゲストルームに置かれていたもの。デコラティブだけれど、重々しくない可憐なデザインをバンティも気に入っている。一方、窓辺の棚を見てみると、バンティにも手の届く下の段にはおもちゃや絵本が、ママでないと届かない上段には、陶器のオブジェをディス プレー。「子どもの部屋であっても、親も目を楽しませることができるイン テリアであって欲しいと思うの。かわいいドレスやカーディガンは見えるところに掛けて、インテリアの一部として飾るのも、そのひとつね」。ベッドの下に並んでいる古いトランクは、人形用の洋服など、おもちゃの収納に利用しているのも、おしゃれなアイデアだ。
リビングルームの一角は、バンティのおもちゃスペース。明るい日差しの入るこのスペースで、お店屋さんごっこやティーパーティーごっこをするのが彼女の最近のお気に入り。家族の憩い場所であるのはもちろんだが、エミリーがデスクに向かって仕事をしているときでも、同じ空間で過ごせるのがうれしい。バンティが家のどこにいてものびのびと過ごせるように、家のあちこちにエミリーの愛情が溢れている。 -
おもちゃのミニカーやマグネットもインテリアの一部。アクセントとして部屋のあちこちに飾っているBの文字が、ママとパパの愛情を物語る。
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着せ替えの服は、エミリーやエミリーの友達が素敵な生地で作ってくれるのだとか。トランクにまとめて収納。
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まだ自分では読めないけれど、色の綺麗な絵本を眺めるのは大好き。こちらも一目でわかるように並べてトランクに。
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気がつくとソファでうとうと。「リビングで寝ちゃったことなんて一度も無いのよ。よほど自分の部屋を見てもらうのがうれしかったのね!」とエミリー。
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手作り感のあるものや、お下がりでもらったおもちゃに、より愛着を感じる。ニットのくまのぬいぐるみはバンティがマーケットで見つけたもの。
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子どもの目線におもちゃをディスプレー。絵本やぬいぐるみ、トレインセットがお気に入り。
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