Real life locations ofFULL HOUSE
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Painted Ladies
フルハウスのオープニングにて一家がピクニックしているシーンでお馴染みの公園、アラムスクエアパーク。その隣に立つ「ペインテッド・レディース」は、19世紀末に建てられたヴィクトリアンハウスをパステルカラーに塗り替えたもの。高層ビル群を背にした風景は、サンフランシスコを象徴する眺めの1つとなっている。 -
Netflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』シーズン1~5独占配信中
フルハウスの放送終了から20年。続編となる「フラーハウス」は、大人になった娘たちとその子供達が主人公となり、みんなで生まれ育った家で暮らすお話。今年6月より最終シーズンの配信が始まり、長い歴史に幕が下りた。 -
ドラマの舞台サンフランシスコで!
アメリカで放送され、90年代に日本でも人気となったホームコメディドラマ「FULL HOUSE(フルハウス)」を覚えている方はいるだろうか? このドラマシリーズはサンフランシスコの一軒家に住むタナーファミリーの物語で、アメリカ西海岸を舞台に笑いあり、涙ありのストーリーを展開。妻を失ったダニーと3人の娘を支えるべく、ダニーの親友と義弟が一緒に暮らし、みんなで子育てに奮闘する様を楽しく描いた作品になっている。
タイトル通りこのドラマのキーとなっているのがフルハウス(満杯の家)。全8シーズン192話の間にはベースメントのガレージが部屋に変わったり、家族が増えたことにより今まで存在しなかった屋根裏が急に登場したり・・・。こと家という着眼点を持って観るとタナー家は一体どんな家なのか?と好奇心が湧いてくる。気になって調べてみると、ドラマはやはりLAのスタジオで家の中のセットを作って撮影されていて、タナー家の屋内は実在していないらしい。しかし、サンフランシスコの住宅街にタナー家の外観として使われた家は、たしかに存在していた。今回は朝のサンフランシスコを散歩ながら、映画の舞台となった場所に立ち寄る聖地巡礼をしてきた。
現在のサンフランシスコは、ご存知の通りIT企業が軒を連ね、都市としての人気も、住宅価格も高騰し続けている。しかし、最先端の都市とはいえ住宅に目を向けると、昔から建っている家をリノベーションしながら住み継いでいる場合が多く、街並みは歴史を感じる住宅がそこかしこに見て取れた。ヴィクトリアン、イタリアネイト、クイーンアン、セカンドエンパイア、ゴシックリヴァイバルとスタイルはさまざまだが、多様性にあふれる街を象徴するかのように個性的な建物が続く。 -
'Full House' House
タナー家の舞台となったお宅は、1883年に建てられた典型的なイタリアネイト・ビクトリアン様式。ちなみに間取りはドラマとは全く異なる。2016年、売りに出されたところをFull Houseの監督であるジェフ・フランクリンが購入したものの、2020年春再び売りに出されている。価格は約6億円。 -
現在稼働している中で世界最古の手動運転の循環式ケーブルカー「サンフランシスコ・ケーブルカー」の線路。オープニングでは出演者がこの場所で降車していた。奥にはランドマークとなっているアルカトラズ島も見える。
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新鮮なシーフード料理のレストランが軒を連ねるウォーターフロント「フィッシャーマンズ・ワーフ」は、ドラマ内でも度々出てくる市内きっての観光名所。地盤は1906年に起きた地震と火災の際に出た瓦礫で埋め立てられたものだとか。
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サンフランシスコの住宅は間口が狭く奥行きがある場合が多く、天井が高く作られている。また、光を効率的に取り入れるための出窓というのも典型的なスタイル。この物件のような半戸建のタウンハウスもポピュラー。
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細かな装飾が施されたヴィクトリアン、セカンドエンパイア様式の豪邸も、西海岸ではレンガでなく外壁にウッドを使用したものが多い。このお宅はまさにリフォーム中。こうして大切に住み継がれていくのだ。
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