幼き頃に描いた夢をかなえたタウンハウス
レンガ張りと石積み風の塗り壁によって重厚な雰囲気を醸し出しているM邸。外観はロンドンのタウンハウスをイメージし、ジョージアンスタイルを踏襲したといいます。
トラディショナルなファサードに目を奪われつつ玄関ドアを開けて屋内に進むと、天井高が5mを超えるリビングダイニングが見えてきました。
「頭の中で展開される物語の風景を想像するのが好きで、子供の頃から海外文学に夢中になっていました。そして、大人になって旅行や留学を経験したんですが、海外の暮らしや本物の家を見ているうちに『物語に出てくるような家に住むこと』が、憧れから目標に変わってきました」
階段は海外の映画や小説で重要な舞台装置になる事が多いという理由で、広間から威風堂々と伸びる階段は特にこだわったポイント。ロンドンのトラディショナルなホテルがイメージソースで、渦巻き状のヴォリュートやバラスターは英国らしいダークブラウンで統一。クリムゾンレッドの絨毯が気品を漂わせます。
Mさんご家族自身が主人公になる家。「クラフトメイドハウス」と相談して作り上げた我が家は、実体験と幼い頃に抱いたワクワク感を掛け合わせた、理想の住まいになったそうです。