• 1枚1枚が微妙に異なる表情の白いレンガが、時の移ろいとともに多彩な表情を映し出す。堂々とした風格だけではなく、軽快な気品をも感じさせる邸宅だ。

  • キャメル色の革張りソファとウィングバックチェアでまとめたリビングルーム。家族で過ごすくつろぎの空間にも、折り目正しい気品が感じられる。

  • 「長く、大切に住まう家」を思い描いたKさんご夫妻にふさわしい、格調高いダイニングルーム。天井高は約4メートル。ツヤを抑えたシャンデリアはアメリカ・キチラー社製。オークのフローリングをベースにヘリボーン部分はマホガニーであしらった。

  • 空間に明るい輝きを与えるクリアウォームホワイトのオーダーキッチン。クォーツストーンの天板トップ、陶製のハンドルなど細部まで美しく仕上げている。

  • 地下1階のピアノルーム。コンクリートの躯体と吸音材の組み合わせにより、ホール感のある音の反響が実現。「弾くたびに楽しくて」と奥さまも大満足している。

  • 書斎兼シアタールームも地下に。真空管のオーディオシステムから流れるオーケストラサウンドに身をゆだねる。そんな愉悦の時を過ごす大切な空間だ。

  • ごく淡いモーブ色の壁が美しい主寝室。K邸の居室の壁の色使いはいずれも繊細だ。しかもクロスではなく、伝統的な自然素材の塗り壁を採用している。

  • 主寝室のパウダールームはツインシンクで広々。キャビネットのシックなカラーは特注色。同系色のガラスモザイクが華やかなアクセントになっている。

  • ガーデンから望む地下1階のドライエリア。明るい白レンガ、フレンチドアやアイアンの柵が、まるでヨーロッパの建物のような雰囲気を醸し出す。

  • 住まいの裏手には手入れの行き届いた庭がある。休日には家族でバーベキューを楽しむこともあるそう。

デザインと性能が織りなす優美な住まい

20年越しの思いを込めた、最善の選択

 白いレンガの清楚な外観も、クラシカルなインテリアもとても気に入っている。だがKさんが何よりうれしかったのは、地震に強く、エネルギー効率のよい家ができたことだ。「家は基礎が大事だと常々考えていましたから、フローレンスガーデンにして本当によか ったと思います。地下室の施工が得意でオーディオルームの施工も自社で行うなど、納得するまで打ち合わせできたところが、一番の決め手でした」
 完成した地下室には、奥さまが思う存分にピアノを演奏できるピアノルームがある。「結婚以来20数年越しの約束を果たすことができました」とKさんは微笑んだ。
 室内の壁の角はすべて面取りを施し、各居室を自然素材と伝統的な工法による塗り壁で仕上げるなど、細やかな配慮が多いのもこの邸宅の特長だ。老後も安心して暮らせる家になるよう、ホームエレベーターも設置した。
 そして、気密性の高さにも大満足している。延床面積に対する「隙間面積」の割合を示すC値が実測で0.8と、1を下回る値になった。これは寒冷地でも稀なほどの高い気密性を表す数値。各部屋でオイルヒーターを使っていたマンション住まいの頃よりも、電気代が安くなったというから驚きだ。太陽光発電に加え高気密、高断熱の住宅性能により、高い省エネ効果が実現している。
 「望んでいた以上の家ができました」とKさんは語るが、この風格ある美しい邸宅は、「長く大切に暮らし続けることができる家を建てたい」というKさんの揺るぎない思いを『フローレンスガーデン』の提案力と技術力で実現させ誕生したものにほかならない。

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