開放的なリビングに、暮らしの喜びが輝く
那須連山の主峰、茶臼岳を背に草地が広がる明るい南向きの緩斜面。Yさんが巡り合ったのは、奥さまの夢をかなえるのに絶好の土地だった。この土地に合うのは、片田舎の草原に佇む古民家のような家だ。Yさんは、そう確信した。「私たちが一番こだわったのは、デザインと断熱性能。それを両立してくれたのが、ニット ーホームさんでした」と振り返るYさん。担当者は海外の住宅事情に精通しており、Yさんとはすぐに意気投合した。「こういう間取りにしたい、こういうデザイン にしたいという私たちの希望を伝えると、それが実現するよう考えてくださった。欧米の住宅らしい空間を作る提案力がありましたね」。ゲストを呼んで料理を囲むパーティーができるリビングや、友人たちも参加しても余裕があるキッチンの広さなどスペース感を理解してもらった。スキップフロアで1段下がったダイニングルームから、窓越しに一幅の絵画のように茶臼岳が見える。天井にも採光面があり、リビング全体に光が回り込む明るい家だ。すべての窓にトリプルサッシを使ったので、氷点下10度台まで下がる真冬でも室温が17度を下回ることがない。「朝、ストーブに火を入れただけで1日暖かい。断熱性能には驚きました」
じつはお願いをして内外装をしていない状態で引き渡してもらい、プロにアドバイスをもらい、漆喰の壁や床のタイル仕上げを行な った。「そこはやっぱり、一番の楽しみですから(笑)。ふたりでDIYをできたことは、本当に幸せなことでした」
手を動かし、丹精込めて、ものを造ること。 Yさん夫妻が理想とするこの家での暮らしは、休日になると友人を招いて理想の暮らしを実現させた。「それは、出会った人に恵まれたから」と夫妻は語る。