月日が経つほどに愛着がわく、イギリス・コッツウォルズの佇まい
青空と木々をバックに、柔らかな天然石の壁が映える邸宅。全ての空間の見え方にまで計算が及んだというT邸は、着工まで異例の長さと言える約1年半を費やし、オーナーの理想を更に超える一軒となった。
現在のスタイルに至ったのは、奥様がたまたま雑誌で見つけたイギリス・コッツウォルズ地方に建つ家の佇まいに一目惚れしたため。しかし、はじめは現地の家のように手の込んだものを日本で建てるのは難しいと思い、諦めていたという。
だが、その悩みを『ニットーホーム』に相談したところ、実現できるように検討を重ねてくれたのだった。壁材や外構には現地から取り寄せたコッツウォルズストーンも使えると知った時は、奥様も大満足。こうして念密な家づくりがスタートしたという。
真摯に向き合ってくれる同社の姿勢にご主人も感銘を受け、モノづくり好きの心に火がつき、ご主人も家づくりに没頭していったのだという。
「屋根勾配の角度、煙突の見え方、ドーマーの位置……。それらを私自らパースで描いては打ち合わせに持っていき、それに合わせてデザイン画を描き直してもらってと、納得するまで何度も提案していただきました。私たちの要望に一切妥協をする事なく付き合ってくれた『ニットーホーム』には感謝しかありません」
さらに、ご主人のこだわりはデザインだけに留まらず、遂には室内の漆喰壁をすべて自分の手で塗ってしまうまでに及んだそう。「壁だけで3か月もかかってしまいました」。と苦笑しながらも、嬉しそうに当時を回想されていた。
引き渡しから約4年経つが、Tさんの中では竣工はゴールではなく新たなスタートとなった。庭やテラスなどにも随時手を加えていき、引き続き家づくりを楽しんで行く予定だという。