敷地を最大限に活用しながら、ひとつひとつの部屋にこだわった
長かったイギリスでの生活を終え、数年前日本に戻られたというEさん一家。そして、帰国をきっかけに住まいづくりについて本格的に考えはじめ、街を一望できる高台の土地を購入。斜面に面する地の利を生かし、地下1階、地上2階の住宅を頭に思い浮かべたという。
その希望をに沿ったプランニングを務めたのは、地下室付き住宅の開発・導入に取り組み、1200棟以上の実績を誇る「フローレンスガーデン」。採光や風通しの良い半地下工法によって敷地を最大限に活用し、広々とした居住空間が確保された。
外観は片流れの屋根と窓のないファサードを持つモダンスタイル。屋内は木の温もりと、それを際立たせるホワイトやグレーで統一した空間。お気に入りのアートが映えるように、シンプルでおしゃれに仕上げたのだという。
「イギリスから持ち帰った絵画も素敵に飾れるようにと、リビングや廊下の広さも綿密に計算して設計してもらいました。階段踊り場の絵は実は息子が幼稚園の時に描いたものなんです。親バカと思われるかもしれませんが、とても気に入っていて、絵の才能があると密かに確信を持っているんですよ(笑)」
1階にはLDKと展望を生かしたウッドデッキ。2階はバスルームと子供部屋。地下には主寝室とゲストルーム、そして音楽室も用意した。
「家族みんなで趣味のピアノやフルートを奏でているときが、私たちにとって大切な時間。自宅で趣味に取り組めるのはとても贅沢なことだなと、しみじみ感じますね」。Tさん夫婦はお子さんの髪の毛を愛おしく撫でながら、優しい笑顔でそう話してくれた。