• 天然石をランダムに敷き詰め、独特の風合いを活かすように造られたアプローチ。逞しいアイアンの門扉の左手には、ビルトインガレージが設けられている。

  • 重厚感のある縦積み煉瓦で構成されたK邸のファサード。正面玄関のドアを開くと、シンメトリーが美しいエントランスホールがお出迎えする。扉はクラシックで厳格な雰囲気を持つウォールナット色で統一。

  • 芝生が美しく整えられている裏庭側から外観フォルムをみると、海鳥が翼を広げたような美しい曲線を感じることができる。

  • 円形の窓は建物の曲線に調和するようデザインした特注品。部屋の中からも屋外からも、そのシルエットが美しく浮かびがあるように細かく計算されている。

  • オーナーご自慢のリビングルームは天井高6.5m、32帖もの広さを誇る。床はイタリア直輸入のタイル。扉、階段には耐久性にも優れたヘムロックを採用した。

  • 緩やかにラウンドを持たせた窓辺から、ほがらかな光を取り込んで……。まるでコンサートホールのような空間には、美しいピアノの音色がよく響きわたる。

  • 2階から眺めると、階段のヘムロックとインテリア、ファブリックの色合いが美しく調和していることがわかる。空に浮かんでいるように見えるシャンデリアの造形も美しい。

  • リビングと同様に落ち着いたカラーコーディネートで統一。L字に張り出たキッチンキャビネットをインストールし、使いやすさとデザインの調和を図った。

  • 天井と壁の一部に青森のヒバを用いた香り高いバスルーム。青森ヒバは殺菌作用も高くてカビが生えないのが特徴で、極上のリラックス空間に一役買っている。

  • エントランスの左手にある格子戸を開けると、そこには和室が。高級旅館の離れをイメージしてデザインされたもので、こちらにもまた違った気品が漂う。

大空を舞うコンドルのような威厳と風格を纏う邸宅

硬派かつスタイリッシュ。厳格な様式美を極めた欧風住宅を求めて

 横浜の海を見下ろす高台に佇む、迎賓館のような邸宅。K邸をデザインした「参會堂」は、そのロケーションをひと目見て、抜けるような青空の中に翼を広げる真っ白なカモメを想像したという。そのインスピレーションを元にしたデザイン提案をKさんも気に入り、この雄大な家づくりが始まったのだった。
「横浜の街にはアメリカンな家が多いですが、私たちはヨーロピアンをベースに少しモダンさをプラスした、落ち着きのある佇まいを希望しました」。
 天然石をランダムに敷き詰めた広々とした前庭からエントランスに入ると、その正面に裏庭、そして大空と海の眺望が広がっていた。
 居室は左右で大きく分かれ、一方には開放的なLDK、一方には心落ち着く和の空間が設えられている。
「完成した我が家は想像以上の出来栄え。重厚感があってとても気に入っています。毎日、仕事から帰ってきてリビングで寛いでいると、す〜っと気持ちが楽になります。心からリラックスできるので、帰宅するのが楽しみなんですよ」。本革のチェスターフィールドソファに腰掛けたKさんは、吹き抜けをしみじみと眺めながらそう語った。

掲載企業一覧company