シェルターであり、オアシスでもある
ワングレード・ハイスペック――。安心と快適に格差を設けず、標準仕様が、一つひとつの住宅に最適化された特別仕様であること。これが『スウェーデンハウス』の家づくりの基本哲学である。北欧の厳しい自然のなかで、人々の暮らしと共に培われた家づくり、そしてライフスタイルを、日本の文化や気候風土に合わせて“翻訳”。その結果、独自の美意識とクラフトマンシップが貫かれた住まいが生まれるのだ。
中でも強いこだわりを持つのが木材。厳寒な環境下で育った木は、木目が詰まり、丈夫で、住宅建材としてまさに理想的。『スウェーデンハウス』の家は、自然の贈り物ともいえるスウェーデン材を使い、基本部材として木質壁パネル、断熱材のグラスウール、木製サッシ3層ガラス窓といったテクノロジーを組み合わせていく。高気密・高断熱で、冬は暖かく夏は過ごしやすい。シェルターであり、オアシスでもある空間の秘密はここにある。
豊洲モデルハウスの「リンド」は、そうしたノウハウと哲学を体感できる仕様になっている。深い木の色合い、仕切りなく描かれた回遊動線、開放感のある吹き抜け、暖炉、天井のトップライトなど、北欧らしく機能的、かつ優れたデザイン性に目を奪われる。窓は気密性の高い木製サッシ3層ガラス窓を採用し、フレームの外側は無垢のまま。内側は白く塗装されているが、これは現代のスウェーデンの都市生活をイメージしている。ストックホルムなどでは、無垢のままではなく窓枠や幅木を塗装している住まいが多く、伝統的な北欧スタイルに対して「スウェディッシュ・モダン」と呼ばれているそうだ。
基本性能が高く、人にも環境にも優しく、トレンドも意識した空間は、北欧スタイルへの憧れを間違いなく満たしてくれる。