• - Living -
    NYのアッパーイーストサイドに実在する建築をモチーフにした外観。ブリックレンガとモールディングを組み合わせた、立体的な造形が特徴。

  • - Facade -
    今のトレンドを敏感に取り入れ、一人掛けのソファにはデザイン性の高いファブリックを選んだ。

  • - Dining -
    リビングから、アーチ型の開口をくぐるとダイニングキッチンへ。ここも壁はシンプルな白だが、その分、家具の存在感が引き立つ。

  • - Living -
    外観は3階建てに見えるが、実はリビングが吹き抜けの2階建て。天井高は約5メートルあり、オクトパス照明が存在感を放つ。大型のキャビネットは造作したもので、ディスプレイが映えるように、奥に柄の入った濃紺の輸入クロスを張るという工夫も。

  • - Kitchen -
    奥の面材はグレー、手前のアイランドは木目を生かしたもの。こうした色の組み合わせが、現代のニューヨークには多いという。そのテイストを強調するため、吊り戸の下にゴールドのバランサーをアクセントとして付けた。

  • - Entrance -
    『プラダを着た悪魔』のミランダ邸のエントランスホールを再現。壁のストライプ、ドアの濃い色の対比が印象に残る。

  • - Bed room -
    『プラダを着た悪魔』でも使われた、 NYの高級ホテル「St. Regis」のベッドルームから着想したホテルライクな空間。背の高いベッドヘッドは、青いベルベット生地にシルバーの鋲を。全館空調のダクトスペースを利用して、折り上げ天井となっている。

  • - Powder room -
    奥の壁には幾何学模様の輸入クロスを使い、それが引き立つように面材は落ち着いたグレー。また、爽やかな空気感を演出するため、鏡の縁はシルバーを選択した。

  • - Terrace -
    2階のリビングから階段で続くテラスを備え、アッパーイーストサイドのペントハウスをイメージした。広さは10畳以上あり、セカンドリビング的にも、パーティスペースとしても気兼ねなく使える。

  • - Kids room -
    グレーの壁はクロス張りではなく、木材のパネルを敷き、そこに色を塗ったもの。クロスだけでは味気なくなるため、立体感をつくりたいという狙いがあった。

映画の世界を具現化したデザインの家

『プラダを着た悪魔』の世界へ

ニューヨークの高級住宅街、アッパーイーストサイドの建物をモチーフとするモデルハウス。具体的なデザインに落とし込む際、意識したのはとある映画だった。『プラダを着た悪魔』の作中、メリル・ストリープが演じたミランダが住む家。エントランスからリビング、ダイニングに至る空間は、作品のイメージを元につくられている。アッパーイーストサイドの住宅は、現代的なラグジュアリー感を積極的に取り入れる傾向が強いという。
 吹き抜けのあるリビングのデザインは基調になっているのが、実は大きな柄と青が印象的なラグ。この青の補色として選んだのが、一人掛けのソファ。空間の中で、ラグとソフ ァの色が呼応し、それが映えるように壁はあえて白くするなど、すべて緻密な計算の上に成立している。さらに、家具はオーセンティ ックコレクションで揃えることで、統一感あるラグジュアリーさを演出した。ダイニングの照明、テーブル、椅子も同じく統一。照明やドアハンドルには、高級感を高めるゴールドを挿し色に使ったが、これはキッチンをはじめほかのスペースでも繰り返し登場する。映画をヒントに、デザインの力で独自の世界観を描いた好例といえるだろう。

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