後世に残したい、こだわりの住まい
グレーのサイディングが特徴的な戸建てを目印に訪ねてみると、ポーチから笑顔で出迎えてくれたのはB邸の奥様。2年前に完成した温もりのあるマイホームは、本場アメリカの風情が感じられる佇まいだ。以前住んでいたのは伝統的な日本家屋で、身にしみる冬の寒さが住み替えを考えるきっかけに。ご主人の絶大なる信頼の下、すべての計画を奥様主導で行なっていったという。
複数の住宅メーカーで二世帯住宅のプランを比較検討を進める中、当初は選択肢になかった輸入住宅だが、『ニットーホーム』のモデルルームを訪れたことで考えは大きく変化した。輸入住宅は、特有の工法と構造により気密性に優れ、冬でも暖かい。また、味わい深い経年変化を楽しみながら、長く住み継げることも決め手のひとつに。また、アメリカで家を建てるときには、プランブックというカタログ設計図を使って施工するケースがポピュラーだが、そうしたアメリカの合理性に心揺さぶられ、アメリカの家に近づけることを徹底した。プランブックの活用法をニットーホームから教えてもらった奥様は、すぐさま実行に移し、オンラインショップで購入したプランブックの中から間取りを選択。それをベースにアレンジを加え、ニットーホームとともに青写真を描くという地道な作業は1年近く続いた。
「この先、誰が住んでも納得のいく家をつくりたかったんです」。という奥様の言葉が物語るこだわりは、至るところに。外観を決めるバランスの取れた窓の配置、動線を意識した間取り、全館空調の装備など、家族皆が心地良く、冬でも暖かく快適に過ごせる空間を生み出すことができたのだ。年を重ねるほどに愛着が持てるB邸は、人々に愛されながら後世に受け継がれていくことだろう。