• 家を建てるなら、ウィスコンシンで暮らしていたときからの憧れである、ラップサイディングの外壁に決めていたKさん。色はライトマスタードを選択した。「年齢を重ねてからも、明るい雰囲気の家に住みたかったので、この色に迷いはありませんでした」。

  • ライトマスタードの外壁とのコーディネートを考え、アプローチのタイルには、オレンジ系の色を選択している。短い階段は白となっているが、これは奥に見える玄関のドアと同じ。緑の借景に明るい色はよく映える。

  • キッチン、ダイニング、リビングを明確に仕切らず、1つの空間にまとめてある。

  • 奥様はパンづくり、お菓子づくりが趣味で、「思う存分パンをこねたい」という要望に応えるため、キッチンはコンロとレンジを別にしたアイランド型にして、キッチンスペースをたっぷりと確保。友人を招いて、おしゃべりしながらみんなでパンづくりできる広さがある。パン、お菓子、ピザを焼くため、大きめのガスオーブンもマストだった。

  • リビングとつながるカバードポーチはアウトドアのリビングとして大活躍。壁、天井は外壁を連想させるクリームイエローで、ソファ、椅子の淡いオレンジ、グリーンとの組み合わせも秀逸。クッション、マグカップなど、インテリア、小物には大好きな猫のモチーフのものが多い。

  • K邸の重要なコンセプトの1つが「猫が暮らしやすい家」。エントランスを入ったところにあるクローゼットの上が、もんちゃんのお気に入りの場所。

  • ゲストルームの天井、壁は無垢のパイン材を使い、訪れた人からは「山小屋のよう」と好評だという。

  • エントランスと繋がっているロフト。キャットウォーク、ステップは猫のもんちゃん用に造作してもらったもの。

  • アメリカの邸宅を思わせる広々としたカバードポーチ。天気がいい週末は、ここで朝食、ランチ、夕食をとることも多いという。

  • カバードポーチ使い勝手が悪いと意味がないと奥行きを2.5m確保した。大きめのテーブル、椅子を置いてもゆとりのスペースとなっている。

太陽を受けて輝く、アメリカンな家

長年の憧れを形にした終の棲家

豊かな緑を借景に建つK邸は、外壁のラップサイディングが印象的な宅である。学生時代のアメリカ留学からずっと、アーリーアメリカンスタイルへの憧れがあったが、Kさんは、仕事等の関係でなかなか家づくりを決断できなかったという。
理想の家づくりにはある程度の広さの土地が必要なため、それには郊外に出なければいけない。仕事があるため難しく、通勤の便の良いマンションで暮らしていたが、ある時、視点を変えればいいことに気づいた。
「別宅として建て、しばらくは別荘として使いながら、リタイヤ後は終の棲家にすればいい。そう考えると土地選びの幅が広がり、ずっと止まっていた家づくりの時計の針が、すごい勢いで動き始めたんです」
GLホームに相談する前からイメージは固まっていた。ツーバイシックス工法で外壁はラップサイディング、広いカバードポーチがあり、お客様を迎えたときのために、ゲストルームとゲスト用のバス・トイレも。年齢を重ねた先のことも考え、LDK、寝室、家族用のバス・トイレなども1階に置き、ワンフロアとして使えるようにデザインされている。
Kさんがもっともこだわったのは、カバードポーチだという。アメリカの家によく見られるが、「日本の家でやると、小さなテーブルを置くのが精一杯というケースも多いのですが、LDKを少し犠牲にしてでも、広々としたスペースが欲しかった」とKさん。
完成したのが、大きなテーブルと椅子を置いてもゆとりのあるスペースである。ポーチの向こうは庭、そして林となり、外の目を気にする必要はまったくない。
ここで食事をとったり、猫の「もんちゃん」と一緒に過ごしたりするとき、憧れていた暮らしを手にしたと、Kさんは実感するという。

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