• スパニッシュ瓦に輝くような白壁と抜けるような青空。見事なコントラストが描かれたM邸は、『インデュアホーム』の「ミハス」スタイルで建てられたもの。

  • 廊下より、リビングを望む。レンガのアーチや古木風の梁、ニッチが空間のアクセントに。「まるでドールハウスの中に入ったかのよう」というMさんの言葉に、納得。

  • ダイニングテーブルを淡いブルーで彩り、キッチンカウンターにはモザイクタイルを。そこにいるだけで心地よくなるコーディネートが光る。

  • 2方向からたっぷりの自然光が流れ込む、気持ちのよいキッチンスペース。大好きな料理やお菓子を、家族と一緒に作りたいとMさん。

  • 反射光が微妙な陰影を作る塗り壁に、曲線の美しいアイアンの手摺が流れるように走る。階段に磁器質タイルを用いることで、空間をより上質に仕立ている。

  • リビングとパティオとの間には、アトリエルームが。趣味を楽しむ空間としてあえて扉は設けず、リビングとひと続きになるように設計した。床はアカシヤのヘリンボーン貼りに。

  • サニタリースペースは、鮮やかなブルーをまとった空間。白壁との比率をしっかりと計算されているので、そこは地中海のリゾートホテルのような心地よな心地よさ。

  • 床には無垢材を貼り、壁にはデザインクロスを用いることで、大人のかわいらしさを表現。心地よい眠りから目覚めたとき、その一日は爽やかに開かれていく。

  • エレガントな模様が施されたタイルやクロスが採用され、空間を華やかに彩る。タイルは各居室と同じく、国内外から厳選して集めた天然石を使用した。

  • パティオでお茶を楽しむひと時が好きだというMさん。漆喰の白い壁にはタイルと青い扉が良く映える。

白い壁、青い扉、オレンジの瓦が織りなすミハススタイルの住まい

思い描いた夢に包まれた暮らし

 その美しい佇まいをひと目見たとき、不思議な感覚に捉われた。ポーチの奥の扉の他に、もうひとつブルーの扉がある。いったいその先には何があるのだろうか。答えは、輝く陽光を心地よく受け止めるパティオ。庭というよりも、ひとつの部屋のような楽しい空間があるのだ。エントランスから廊下に進むと、まるでヨーロッパの裏路地のような雰囲気が漂っている。節目のあるパイン材をランダムに貼った床が、まるで石畳のように見えるのだ。アーチをくぐり、リビングへ。するとそこは一転、陽だまりのスペース。たっぷりの自然光が身体全体を包み、思わず笑顔が浮かんでくる、伸びやかな空間なのである。振り返ればアトリエスペースへと続き、そしてあのパティオがお出迎え。食事をし、くつろぎ、趣味を楽しむ。そして家族やゲストと賑やかにBBQ……。そんな暮らしのシーンが軽やかにつながるゾーニングは、まさに『インデュアホーム』ならではのプランニングと言えるだろう。「アトリエスペースは“大人の趣味の部屋”として、大好きなピアノやギターを楽しむ音楽室にする予定です」とMさん。窓を開け放てばパティオが客席になり、家族が集い、気の置けない仲間たちが楽しげに微笑んでいる。そんな素敵な時間が、次々と紡がれていく暮らし。これを幸せと言わず、何というのだろう。年月を重ねるほどに魅力が増し、子どもたちにも受け継いでいってほしい。Mさんの笑顔の一つひとつが、この住まいの素敵さを雄弁に物語っている。

掲載企業一覧company