• 土地の高低差を生かし、ビルトインガレージの横に門扉、階段、その先にエントランスのポーチというデザインになっている。リゾート感を強く意識していた。

  • 邸宅のシンボルでもある塔屋の外壁は、上が塗り壁、下が石張りのコンビネーションとなっている。エントランスのポーチ、窓に使われたハーフラウンドが外観のアクセントに。

  • ミャンマーチークのフローリング、ペンキの塗り壁、折り上げ天井で構成されるリビング。ここは寛ぎと落ち着きを重視して、インテリア等も選んだ。奥のアーチ開口の向こうがダイニングとなる。

  • カウンター越しにダイニングとつながるキッチンは、アイランド、収納部分のカーキグリーンが印象的。収納を効率よく配置することで、使い勝手も上々だという。

  • リビングからつながるダイニングスペース。右側がキッチンとなっている。ここを含め、照明はコーディネーターの提案をベースに、ご主人と奥様が選んでいった。

  • 窓からの採光で十分な明るさがある、塔屋部分の内側スペース。いろんな使い方が考えられるが、カーペットを敷き、読書したり、お茶を楽しんだりするスペースにしている。

  • ガラスを効果的に使い、リゾートホテルのような、透明感ある空間になっているバスルーム。天井にはレッドシダーの無垢材が張られ、ご夫婦が最もお切り入りの場所の1つだという。

  • 当初から希望されていたサーキュラー階段が、存在感を放つエントランスホール。廊下はもちろん、玄関を入った足元にもミャンマーチークが敷かれているところがこだわりのポイント。

リゾート×コンドミニアムでかなえた邸宅の暮らし

非日常と日常が交錯する、絶妙なバランスを愉しみながら

外観のイメージは「ヨーロッパのリゾート」。でも室内は、日常的な居心地の良さ、暮らしやすさを優先して仕上げられたB邸。塗り壁と石張りのコンビネーションとなっている外観は、存在感のある塔屋を配置することで非日常感を表現している。塗り壁はグレイッシュなベージュとなり、「光のあたり方で微妙に表情が変わるところがいいですね」と、出来栄えには満足している様子だ。
室内に入ると印象は変わる。リビング、ダイニング、キッチンは、1つの大きな空間ではなく、かといって完全に独立させるわけでもなく、開口やカウンターでゆるやかにつながるようデザインされている。シックで落ち着いた印象のリビング、適度な包まれ感のあるダイニング、カーキ色の面材で程よくポップな空間となっているキッチン。そして、ガラスの透明感と板張り天井の組み合わせが目を引くバスルーム。ベーストーンは揃えながら、それぞれ、機能性をふまえた「居心地の良さ」を表現した。
リゾートに流れるおおらかな空気感と、日々の生活の場にふさわしい落ち着き、寛ぎを融合させた邸宅。絶妙なバランスの上に成り立つ暮らしを、Bさん夫妻は愉しまれている。

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