• 3つの三角屋根、木材の石張りのコンビネーションが印象的な外観。エントランスポーチの内側は白の漆喰壁になり、異なる素材の組み合わせを楽しんでいる。

  • 北面に広々としたウッドデッキを設置。リビングからはもちろん、キッチンからも出入りできるようになっている。

  • 屋根の勾配を生かし、十分な高さの吹き抜けとなっているリビング。北に面しているが、トップライトからも採光できるため、1日通して明るく、開放感のある空間となっている。

  • 壁に組み込んだ薪ストーブは、飾りではなく実際に利用できるもの。フローリングはシルバーパインで、家具のテイストと合わせ、北欧モダンな雰囲気でまとめられている。

  • リビングからつながるダイニングスペース。ここも窓を多く配置しているため、北に面しているが、明るさは十分。

  • 壁、収納の面材、床のジュラストーンなど、白を基調にコーディネート。収納、アイランドは「浮いているように見える」を意識してデザインされているという。

  • LDKより一段下げた、土間として用意されているスペース。床はテラコッタ、シンクも設置されているため、写真のセカンドダイニングを含め、いろんな使い方ができる。

  • モダンに仕上げた和室。壁には和紙を切り、重ねて貼り合わせた。他の居室の窓のケーシングは白いペンキ塗りだが、ここはオイル仕上げで、天然の木目を生かしている。

  • 屋根の勾配を生かした天井にはレッドシダーの無垢材、床には水に強い木材イペを使っている。浴槽、チェストの面材も木で、バスルームなのにあえてウッディにしつらえた。

  • 幅が広く、ゆったりしたカーブを描くサーキュラー階段は、手すりにアイアンを使うことで空間のアクセントに。カーブに沿うように窓を配置し、採光を徹底して考えている。

素材の組み合わせで愉しむ独創性

想像力を羽ばたかせ、自分だけのオリジナルを探求する場に

奥行きを意識して配置された、3つの三角屋根が印象的な外観。上はレッドシダーの板を縦張りにし、グレーに塗装されている。下はイギリスのアンティーク煉瓦を積み、エントランスポーチの中は白い漆喰壁に。異なる素材を大胆に組み合わせ、他にない独創性を表現しているが、まとまり感もあるデザインとなっている。
室内は白の塗り壁、シルバーパインのフローリングで、北欧の邸宅を思わせる開放的な印象に。リビングとダイニングは北に面しているが、たくさんの窓、吹き抜け上部のトップライトからの採光もあり、明るさは十分だ。収納、アイランドが浮いて見えるように工夫されたキッチン。ゆるやかにカーブするサーキュラー階段。天井だけでなく床も板張りとなっているバスルーム。モダンテイストな和室など、デザイン的な強調点も多く見られる。
アクティブなライフスタイルを想起させる土間も特徴の1つ。リビングより1段下がっているため天井が高く、ドアを開ければ外に庭にそのままアプローチできる。犬の散歩の起点になり、外に家庭菜園があれば、収穫の基地としても利用できるだろう。
独創的な外観の家で、自分だけのオリジナリティを貫いた暮らしが完成しそうだ。

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