• 白のラップサイディングに、コラムなどの淡いグリーンをアクセントに使った外観。品の良いアーリーアメリカンスタイルだ。

  • アメリカンハウスのマストアイテムであるカヴァードポーチ。レッドシダーではなく、より耐久性の高いハードウッドを使っている。

  • ウッディなダイニングスペース、白を基調としたキッチンは、床の素材(ウッドとタイル)を変えることで個性を明確にしている。

  • LDKは「出来るだけ広く」という奥様の要望があり、約25帖。3つのスペースが、ゆるやかにつながる動線も考えられている。

  • 広く、オープンで、使い勝手もいいこと。奥様の要望を盛り込み、フルオーダーしたキッチン。アイランドも当初からの希望だった。

  • 料理が好きな奥様のこだわりで、IHではなくガスを選択。また、フルオーダーなので収納の量、使いやすさも申し分なしだという。

  • 外観もインテリアも白が基調だが、寝室は「ゆったり寛ぎたい」という要望を受け、奥の壁のクロス、カーテンには濃いブルーを使った。

  • 和室は、奥様が琴を教えるためのスペース。後ろのクローゼットは、琴を縦にして、ぴったり収まるように設計されている。

  • 階段を上がったところに、子どもたちが友だちと一緒に遊べるプレイルームを設けた。11帖以上あり、いろんな使い方で楽しんでいる。

  • ダブルボウルのパウダースペースもフルオーダー。間に照明を設置した鏡は、テレビ局などのメイクルームをイメージしているという。

思いと技で仕立てたアーリーアメリカンの邸宅

質感の高さ、おおらかさ、暮らしやすさを追求した

仕事の関係で、建築にある程度の知識をお持ちだったTさん夫妻が希望したのは「在来工法で建てるアメリカンハウス」だった。一般的な輸入住宅に多いツーバイフォー(2×4)ではなく、より空間づくりの自由度が増す在来工法のほうが、自分たちの理想を実現できると思ったからだ。そんな願いに応えられる実績を持つハウスメーカーとして、選択したのがオレゴンハウス。Tさん夫妻と打ち合わせを重ね、広々としたリビング・ダイニング。開放感のある吹き抜け。空間を贅沢に使ったプレイルームなど、おおらかな暮らしの舞台となる邸宅が整えられていった。
外観は、八寸勾配の切妻屋根、ロングワイドなカヴァードポーチ、淡い緑に塗装されたコラムなどで、アーリーアメリカンスタイルを実現している。一般的に、ウッドデッキにはレッドシダーが使われることが多いが、T邸は、質感、耐久性がより高いハードウッドを採用。手すり部分も同じくで、程よい重厚感も感じられる。
奥様の「出来るだけ広く」という要望を受け、LDKは約25帖。リビング・ダイニングスペースは、床、天井の梁を含めて木のぬくもりを感じられる仕立てになっているが、キッチンは白を基調としたシンプルモダンテイストに。LDKという連続する空間のなかで、違和感なく表情を変えるよう、床の素材を使い分けている。週末には、この広々としたスペースにカヴァードポーチもあわせ、友人・知人を招いたホームパーティーを開催することも多いという。
一見、端正でオーソドックスなスタイルに思えるが、間取り、動線、つくり込みの細部に至るまで、Tさん夫妻の思い、そしてオレゴンハウスの経験と技術が凝縮されているアメリカンスタイル。暮らしは「申し分なく心地良いです」ということだった。

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