• アメリカ、西海岸に建つ邸宅からイメージを膨らませたH邸。塗り壁、瓦屋根など、外観は西海岸に多いスパニッシュ・スタイルをベースにしている

  • よく利用されている、ハワイのホテルのような開放感を形にしたリビング。壁の一部は天然石張りとなっているが、これも実際のホテルをモチーフにしている

  • 別棟のガレージに置かれている愛車を眺められる位置に、アウトドアリビングを配置。開口が大きく、キッチンから直接、飲み物など運べる動線になっている

  • キッチンからダイニング、リビング、アウトドアリビングへの移動がスムーズにできるよう、動線づくりには打ち合わせを重ねた

  • 屋外用のソファセットを置き、休日は友人、知人を招いてくつろげるスペースに。天井はレッドシダー張りで、リゾート感を強調した

  • キッチンは韓国のHANSSEMでオーダーメイド。框扉、天然石の天板の質感がお気に入りだという。奥の壁のタイルは、空間のテイストに合わせてHさんが選んだ

  • キッチンにはアイランドを配置。ここで朝食を食べたり、友人・知人を招いたときはカウンターとして使ったりしているという

  • 「開放感」というリクエストに応えるため、リビングは高さ約5mの吹き抜けとなっている。天井には、アウトドアリビングと同じレッドシダーを張っている

  • ライトブルーの壁で、ハワイのホテルでくつろぐ時間を再現したベッドルーム。ベッドカバーにもブルーを選び、空間全体に統一感を持たせている

  • 白を基調にしながら、腰壁のモールディング、薄いストライプのクロスなど、透明感、清潔感の中にデザイン要素を溶け込ませている

大手ハウスメーカーとは違う、柔軟な対応力が決め手

愛車を望むアウトドアリビングで過ごす至福の時間

アメリカ西海岸、カリフォルニアが大好きで、何度も旅行で訪れているHさん。滞在を重ねるうちに、その土地の人々が、日々の暮らしを営む住宅に興味を持つようになったという。自分が家を建てるなら、こういう家がいい。西海岸に多いスパニッシュ・スタイルの邸宅を起点に、イメージが広がっていった。
実際に行動に移し、大手ハウスメーカーと契約したものの、Hさんの思いと、大手ハウスメーカーの現実との間には、想像以上に広く、深い溝があった。妥協を求められることもあったが、Hさんはそれを拒み、大阪を中心に多くの輸入住宅を手がけるヴィンテージホームズと改めて契約を結んだ。本格的な家づくりは、そこから始まる。
Hさんが求めたのは、建材、装飾、もちろん機能を含めて本物であること。西海岸のリゾートのような開放感があること。そして、趣味のクルマが、暮らしの中に自然に溶け込むような空間であること。打ち合わせを重ね、微調整を加えながらの家づくりは、フットワーク軽く、施主に寄り添うヴィンテージホームズだからこそ可能になったようだ。
愛車を望むアウトドアリビングは、内と外をゆるやかにつなぐ空間でもあり、Hさんが特に気に入っているスペースの1つ。1人で、家族で、また趣味の仲間たちを集めて過ごすのが、かけがえのない時間となっている。

掲載企業一覧company