輸入住宅らしいモールディングに包まれた空間で過ごしたい
モールディングを含め、輸入住宅らしい装飾にあふれた家にしたい。でも、ただデコラティブに飾り立てるのではなく、中世の貴族の暮らしを想起させるような気品と優雅さを持ち、すべてにおいてバランスが取れた空間に仕立てたい。そんな難しいリクエストに、ヴィンテージホームズはどう応えたのか?
1つの答えとなっているのが、十分な広さを確保したLDKだろう。階段はエントランスフロアではなく、Mさんの要望もあってリビングスペースに。階段があり、さらにリビング部分を吹き抜けにしたことで、空間全体の立体感が強調されている。
階段は手すり、親柱、バラスターを白で統一し、エレガントな雰囲気に。高い壁の途中にパネル、モールディングを施し、その上に窓を配置して、採光も考えられている。そして、存在感のある大型のシャンデリアが気品、優雅さを添える。白を基調にしながら、フローリングと階段の絨毯、窓カーテンのファブリックで色をのせる空間づくりだ。
外観、LDK、そして各居室にもふんだんにモールディング、パネル装飾が施されているが、Mさんは当初「もっと、もっと飾りたい」と話していたという。ヴィンテージホームズからは、バランスの取れた装飾提案を行い、最終的には「こういう家にしたかった」。仕上がりに、Mさんは大いに満足されていた。