青く透き通った非日常的な空間はサントリーニ島へのオマージュ
エーゲ海、キクラデス諸島南部に浮かぶギリシャのサントリーニ島。
青く透き通った空と海、白亜の街並みのコントラストは、「一幅の絵画のような」という表現がぴったりの街並みで知られる。建物はギリシャの伝統的なキクラデス様式の流れをくみ、強い紫外線を防ぐための白い漆喰壁。強い北風から家を守るため、角に丸みをつけた造形など、独特の気候風土が背景にある。
リゾート開発が進む兵庫県、淡路島の海辺に建つTHE VILLA SANTORINI AWAJIは、サントリーニ島の街並みがモチーフ。オーナーのHさんのイメージを、『伊藤建築デザイン』と打ち合わせを重ねて形にしていった。
最もこだわったのは、リビングとインフィニティブールのあるテラス、その向こうに広がる瀬戸内海のつながり。「窓は耐風圧ぎりぎりまで大きくしてもらい、リビングで寛ぎながら、波や風の存在を身近に感じられるようにしました」とHさんは語る。
晴れた日は、リビングから見える水平線に太陽が沈み、刻一刻と変わる茜色のグラデーションに包まれるという。夕日を独占できるように設計されており、ここにもサントリーニ島へのオマージュがある。一棟貸しヴィラとして営業しているため、白と青に彩られる非日常体験は誰にでも可能だ。

