• エーゲ海のサントリーニ島に建てられた物件ではないかと思うほど、リアルに再現された漆喰の白い壁と青いドームの外観。宿泊だけでなく、パーティー、結婚式など、いろんな利用の仕方が可能となっている。

  • 海沿いに建つこの家のリビングは壁一面がガラスになっており、まさに絶景を楽しむ事ができる。晴れた日の夕方には水平線に沈む茜色の夕日が美しい。室内の壁は白、ソファやカーテンなどは青にすることで世界観を統一した。

  • 外観を含め、サントリーニ島からインスパイアされた白と青の世界だが、インテリアはモダンなテイストとなっている。リビングソファ、ダイニングテーブルはイタリアのモダン家具ブランド『BONALDO(ボナルド)』のもの。清潔感、透明感のある空間づくりを目指したという。

  • 白で統一されたキッチンは、ボール形状のペンダントライトで遊び心を加えている。宿泊するゲストに食事は提供していないため、自分たちで食事を用意するか、シェフを呼んで調理してもらうことも想定して、設備は本格的なものに。収納、アイランドを含めて造作している。

  • リビングや、寝室からもアプローチできるカヴァードポーチ的なスペース。日差しを遮ることができるため、ここでブレックファースト、ブランチ、ティータイムを楽しむこともできそう。白で囲まれた空間だが、床にグレーのスタンプを施すことでアクセントをきかせている。アーチ上部のデザインは海の波をイメージして造作。

  • エントランスのドアを開けると、目に飛び込んでくる光景。壁のアーチは「白い洞窟に入り込むような印象を与えたかった」という思いを形にしたものだ。白を基調すると単調な空間になりがちだが、アーチ、その奥にリビングのソファの青を配置することで抑揚をつけている。

  • 1階のエントランスを入り、右手にあるベッドルーム。ここは白と青ではなく、「ちょっと印象を変えたかった」ため、グレイッシュなカラーでまとめ、モダンなリゾートホテルをイメージしたという。3つある寝室には個々にバスルームがあり、すべて、海に面した場所に設置されている。

  • 夕陽を見ながら、ゆっくり時間を過ごすことができるバスルーム。水平線に沈む太陽と過ごす時間は格別なもの。非日常空間を楽しむことができる最高のスペースともいえる。

  • ルーフバルコニーは、ソファに身をあずけると、目の前に海しか見えないように設計されている。サントリー島の象徴ともいえる屋根の青いドームは、木材を半円のアーチ状に成形、塗装し仕上げている。丸く美しい形にするため最も苦労したという。
    左官のなせる技だろう。

  • リビングとのつながりを重視したテラスには、海側に縁をつくらず、自然との一体感を強調したインフィニティプールがある。Hさんが最もこだわった場所の1つで、サントリーニ島は夕日の美しさで知られているが、このヴィラから眺める夕日も格別だ。

青く透き通った非日常的な空間はサントリーニ島へのオマージュ

青く透き通った非日常的な空間はサントリーニ島へのオマージュ

エーゲ海、キクラデス諸島南部に浮かぶギリシャのサントリーニ島。
青く透き通った空と海、白亜の街並みのコントラストは、「一幅の絵画のような」という表現がぴったりの街並みで知られる。建物はギリシャの伝統的なキクラデス様式の流れをくみ、強い紫外線を防ぐための白い漆喰壁。強い北風から家を守るため、角に丸みをつけた造形など、独特の気候風土が背景にある。
リゾート開発が進む兵庫県、淡路島の海辺に建つTHE VILLA SANTORINI AWAJIは、サントリーニ島の街並みがモチーフ。オーナーのHさんのイメージを、『伊藤建築デザイン』と打ち合わせを重ねて形にしていった。
最もこだわったのは、リビングとインフィニティブールのあるテラス、その向こうに広がる瀬戸内海のつながり。「窓は耐風圧ぎりぎりまで大きくしてもらい、リビングで寛ぎながら、波や風の存在を身近に感じられるようにしました」とHさんは語る。
晴れた日は、リビングから見える水平線に太陽が沈み、刻一刻と変わる茜色のグラデーションに包まれるという。夕日を独占できるように設計されており、ここにもサントリーニ島へのオマージュがある。一棟貸しヴィラとして営業しているため、白と青に彩られる非日常体験は誰にでも可能だ。

掲載企業一覧company