CASE 02　東京都 O邸

• KITCHEN MAKE UP

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• [After]

  キッチンと対面する部分の壁全面にパネルを貼り、カラーにはブリティッシュグリーンを選択した。柱にもパネルを貼ることで立体感のある造形に。横のデッドスペースの棚は造作したもので、アクセントになると同時に、収納を増やすことにも成功している。

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• [Before]

  約12畳のリビングの向こうは、対面式のキッチンというよく見られる間取り。壁、天井は無難な白だが、面白みに欠ける。また、柱の存在が気になり、横のデッドスペースをどう使えばいいのか、悩んでいたという。

• [After]

  奥行きをできる限り長くとりながら、カウンターの部分には濃い大理石を選択。奥の収納棚の木目とテイストを合わせたことで、空間に統一感が生まれた。また、天井にスチール製のディスプレイ棚を新しく備え、ここにはグラスや植物などを置く予定。

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• [Before]

  対面式のキッチンでカウンターが備えられていたが、樹脂製で安っぽく、また奥行きがないため、ただの物置きとしてしか使えない印象。デザイン的な遊びがほしいと同時に、使い勝手も高めたかった。

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オーセンティックバーをイメージしながら
　広さが70平米超のマンションは、夫婦二人で済むには充分な広さです。間取りはよくある3LDKですが、使いやすそうだったので選びました。ただ、内装も「よくあるもの」で、フローリングに白壁、面白みはどこにもありません。対面式のキッチンも、カウンターの奥行きがないため、実用的にどうなんだろうという不満がありました。
　リフォームとなると予算も時間もそれなりにかかるため、選んだのは、ポイントを絞ってリデザインしてみること。いちばん考えたのは、キッチンとリビングの間のスペースです。
　全面にパネルを貼って、色はブリティッシュグリーンを選択しましたが、これはオーセンティックバーをイメージしたため。カウンターの天板を濃いめの大理石とすることで、シックで大人っぽい雰囲気になったのではないかと思います。照明を落とし、カウンター前にスツールを置けばホームバーとしても使えるため、とても気に入っています。
　柱の横のデッドスペースをどうするかにも頭を悩ませましたが、棚を造作してもらうことに。上はオープン、下は扉をつけると、高級な収納家具を新調したようにも見えるから、大正解だったと思います。
（オーナーOさん談）

費用
造作工事・吊り戸棚（アルミアイアンフレーム+ガラス板）／チェアレール／カウンター（御影石）／ケーシングなど
70万5000（税別）